目の健康と肝気

10月10日といえば、以前は休日でした。1964(昭和39)年の東京オリンピックを記念して、スポーツに親しみ、健康な心身を培うために制定された体育の日です。そして、この日は日本の観測史上最も晴れの確率が高い日でもあります。

 2000(平成12)年からはハッピーマンデーで10月の第2月曜日に変更されました。スポーツイベントや五穀豊穣を祝う祭りなどが執り行われますが、以前より天候の心配が増えたのではないでしょうか。

 また、10月10日を縦にして並べると目の形に見えることから、目の愛護デーとなりました。歴史は古く、1931(昭和6)年に失明予防運動として始められたのがきっかけです。現在では厚生労働省が主催となり目の健康を促す活動が行われ、目の関連企業、団体なども様々なイベントを開催しています。

 目は大切ですね。視覚から得られる情報量は五感の中でトップの87%を占めます。その他の聴覚は7%、触覚3%、嗅覚2%、味覚1%とかなりの差があります。視覚障害の原因は緑内障が最も多いです。では緑内障とはどんなものなのでしょうか。視神経に異常を生じ徐々に視野が狭くなる病気です。40歳以上の約6%の人に認められます。目の中に栄養を与えてくれる液(房水 [ぼうすい])が何らかの原因で異常となり、眼圧を上げ、視神経に異常が生じます。生活習慣に原因があるとも言われています。視野に異常を感じたら、すぐに眼科にかかるようにしてください。

 東洋医学では目は肝と関係があります。肝は血を蔵します。血は栄養です。目の酷使やストレス、不規則な食生活などで、肝の機能が低下し、目に栄養を与えてくれる血も減ってしまいます。スポーツの秋、芸術の秋です。運動など自分のできることを取り入れてストレスを解消して、肝気を補い、健やかにお過ごしください。

☆ 視覚障害の原因 ☆

1位:緑内障 24.6%  2位:糖尿病網膜症 20.0%  3位:網膜色素変性症 13.7%  4位:黄斑変性症 9.8%   その他31.9%