糖尿病

紅葉が色づく秋は心身ともに落ち着いて過ごすことができる季節ですね。移り行く景色を楽しみながらの食事は最高の贅沢です。お鍋におでん、豚汁、かす汁、秋刀魚に栗、サツマイモ・・・思い浮べるだけでも、よだれがでそうです。夏の弱った胃も回復して、ついつい食べ過ぎてしまうのも、秋の風物詩。旬のものは栄養価も高く、冬に向けての気を充実させてくれますが、やはり食べ過ぎは要注意です。

食事の影響で、検査結果に反映されるものに、高血糖、高血圧、脂質異常があります。これらの数値が異常に高くなると、いわゆる生活習慣病です。高血糖は血液の中に糖がたくさんある状態です。食事をすると、吸収された糖を全身の組織に運ぶために血中へと流れ込みます。すると、すい臓からインスリンが放出され、細胞に糖を取り込む働きをします。糖は細胞のエネルギー源で必要な栄養素です。しかし、食べ過ぎなどで高血糖が続くと、インスリンの働きが疲弊してしまい、細胞に糖が取り込めなくなります。2型糖尿病と言われる病気です。体重減少、のどの渇き、多尿、尿が泡立つなどの症状があれば、一度病院で診てもらいましょう。

糖尿病で気を付けないといけないことは、合併症です。糖尿病網膜症・腎症・神経障害は三大合併症と言われます。動脈硬化症からの心疾患や脳血管障害も危惧されます。血管は全身を巡っているために、様々なところで障害が生じます。血糖値が高めと診断されたら、早めに食事を見直してみましょう。

2型糖尿病診断基準

糖は甘味です。甘味の過剰摂取は五臓の脾ひを傷つけます。脾が弱っていると、食事のエネルギーをうまく取り入れられず、腹痛や下痢、よだれが増え、食べると眠くなります。五行の関係から、甘味が過ぎる時は、酸味をとって、苦味、辛味を加えると良いです。食欲の秋、バランスよくほどほどにいただいて、健康に過ごしましょう。