平成最後の月になりました。30年前『平成』と表記することに馴染みがなく、不思議な感じになったことを思い出します。30年前からの自分を振り返るとそれぞれの思い出があることでしょう。嬉しかったこと、悲しかったこと、悔しかったこと、感動したことなど個々の歴史があります。もちろん年齢も重ねたことになります。シワなんかなかったのに・・・、目が見えにくくなった・・・、腰が曲がってきた・・・なんて、老いを感じてしまいますね。
女性は7の倍数、男性は8の倍数で節目を迎え、体に変化をもたらすと東洋医学の教科書『黄帝内経』に書かれています。体には変わり目があり、老いていくことは当たり前のことだという概念が2000年も前からあったのですね。節目に合わせて生活すれば、うまく生きていけるのです。それでも老いの怖さはぬぐえません。数年前には軽々とできていたことが、同じようにはできないことへの苛立ちを感じます。この不安を取り除くことはできるのでしょうか。
女性は7、男性は8の倍数で線を引いたように変化が出るわけではありません。同年代に対して、あの人は若い、あの人は老けていると知らず知らずのうちに比較していませんか。嫉妬や優越感が余計に不安をあおるのではないでしょうか。自分自身に対しての苛立ちは受け入れることができます。老いを受け入れて体力的には後退しても、心は成長されている方は素敵な生き方をされているように思います。老いは止められませんが、他人と比べないことで年齢を重ねることへの不安は減ります。
不老長寿ではなく、徐老長寿で新しい時代を駆け抜けていきましょう。大正、昭和、平成と時代は過ぎます。変化するから幸せも訪れるのです。

