『春すぎて 夏きたるらし 白妙の 衣干したり 天の香具山』万葉集に載っている持統天皇が詠んだ歌です。梅雨が明け、夏本番、香具山の方を見ると白い衣が干してありますね。見たままの情景ですが、1300年以上も前の飛鳥時代でも今と同じように青い空白い雲、よく晴れた日にはたくさんの洗濯ものを干していたのだと分かります。現代のような酷暑ではなかったかもしれませんが、時の流れは同じように巡っています。人類誕生からずっと時は流れています。その中に今の私はいます。地球を、人を、自然を大事にしないといけないですね。
今年2月ごろから始まったコロナ禍に人の心もざわつきました。自粛生活により仕事が激減した人、急増した人、リモートワークやリモート会議、オンラインを利用しての英会話教室など、大人も子どもも慣れない生活にお疲れ気味です。6月に入り、少しずつ戻りつつありますが、第2波、3波の心配もあります。100年前に流行したスペイン風邪も終息まで3年かかり、約38万人の死者が出たと言われています。今回の新型コロナウイルス感染症も予断はできませんが、過剰になりすぎても心の疲弊につながります。時の流れは優しくて、必ず癒してくれます。たった4カ月しか経っていないのに、とても慌ただしく早く時間が過ぎたように思います。今年の夏もきっと暑いことと思います。熱中症対策は変わらずしてください。コロナに気を取られて、熱中症で亡くなったのでは元も子もなくなります。例年通り直射日光を避け、こまめの水分・塩分補給、ムリせずよく休む、風通しを良くして快適な室温で過ごしてください。
いつの世も心揺さぶる出来事はあります。感染症が流行ったこともあります。最も憎い戦争でたくさんの命が亡くなったこともあります。どんな時代も地球を、人を、自然を大事にする心を自分の中心に持っておかないといけないと私は思います。

