2023年(令和5年)は癸卯(みずのとう)年です。うさぎのようにぴょんぴょんと飛躍できる年にしたいです。癸(みずのと)は五行の水の弟(みずのおと)のことです。水はしたたり、下へ流れます。そして、我々を潤してくれます。また、陰陽で兄(え)は陽で、弟(おと)は陰です。陰にも滋潤の意味が含まれます。2023年は飛躍して、心が潤う年になると思います。これは願望も含みます。
日本では戦後77年が過ぎ、平和が続いていることはうれしいことです。しかし、世界ではそうではない。どうして、争いはなくならないのだろうか。日本でも防衛費の増税がどさくさに紛れに決まるかもしれません。自国を守るために必要だと説明されますが、やられたらやり返せる状態になれば、本当に攻撃されるかもしれません。今は戦後ではなく、戦前なのでしょうか。そういうことを考えるとぞっとします。
出雲大社は大国主命(オオクニヌシノミコト)を祀っています。この大国主命は古事記に書かれている「因幡の白兎」に登場する心優しい神様です。隠岐の島から因幡の国に行きたい兎がワニザメにどちらが多いか比べっこをしようともちかけ、数を数えるふりをして、サメの背中を足場にして海を渡っていた。渡りきる寸前にサメをだましていることをしゃべってしまい、サメを怒らせ皮をはがれてしまった兎は、痛くて泣いていた。そこへ八上比売(やかみひめ)という美しい神様に求婚するために通っていた多くの神様は兎に海に浸かって風で乾かすといいと言われた。すると前より痛くなった。そこへ遅れて大国主命が通りかかり、かわいそうにとすぐに真水で洗い、介抱してくれた。兎は白い毛も生えすっかり元気になった。結果、八上比売は大国主命を選ばれた。
ずるい兎であったとしても、優しい心で接することができる大国主命は国づくりの神であり、良縁の神でもあります。相手が間違えを犯したとしても、優しい心で対応することができれば、争わなくてもすむのではないかと思います。心を潤し、優しい気持ちで過ごすことでもっと飛躍できるのではないかと思います。

