冬の病気にご用心

 今年も残すところ1カ月。令和2年が始まり、早々に新型のウイルスが中国で見つかったらしいとの報道があり、2月には横浜港で停泊中のクルーズ船で感染者が発覚、瞬く間に日本国内でも注意喚起され、3密というワードが定着しました。誰もが『こんな時代を生きるとは思わなかった』と口にします。もちろん私も。第2波、第3波と一向に収まらない状況が今なお続いています。今の状況を受け入れて、心乱されることなく、過ごしたいものです。

COVID-19も不安ではありますが、冬に多い病気に「血栓症」や「ヒートショック」があります。どちらも心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こします。血栓症は血流、血液、血管の異常により血中に塊ができる病気です。ヒートショックは気温の変化により血圧が上下することで心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす病気です。どちらも寒さが関係してきます。異常気象なのか、11月に暖かい日が続いたりしましたが、この反動が怖い気もします。血栓を作らないためにも運動が効果的です。特に足を動かすことが重要です。ふくらはぎや太ももの大きな筋肉は血液を心臓に戻すためのポンプの働きをしています。自粛もやむなしの状況なので、室内で過ごすことも多いかと思いますが、座りながらでも、足首を回す、時々立ち上がって屈伸などを日ごろからの癖にするといいと思います。また、ヒートショック予防のために風呂場と脱衣所、トイレなど急激な気温差が起こらない工夫をしましょう。

今は病院に入院しても、面会もままならないのが現状です。病気予防がより大切になりました。我々鍼灸師にできることの一つに未病治(予防施術)があります。皆さまの健康のお手伝いをしていきますね。こんな時代の中でも穏やかに過ごし、新年を迎えましょう。

※写真は宮島の厳島神社です