季節を分ける節分。立春、暦の上では春の訪れです。春という言葉を聞くと暖かさや解放感が感じられます。しかし、実際には降雪日が最多なのが2月です。まだまだ寒く、乾燥も続きます。インフルエンザや溶連菌、ノロウイルスなどの感染症に注意が必要です。予防にはうがい、手洗い、マスクの着用に心がけてください。
また、乾燥が続くと皮膚疾患が増えます。乾燥によって皮膚の水分が減り、うるおいがなくなることで、カサカサになり、かゆみも伴って傷ができ炎症をおこします。洗い物の時のお湯や洗剤も原因になるので、気をつけてください。皮膚は体を外敵から守るバリアの働きや体の中の病態に反応するサインの働きがあります。乾燥が原因だけではなく、皮膚疾患の種類はたくさんあります。微粒子や花粉などによるアレルギー性皮膚炎、高齢者などに多い皮脂欠乏性湿疹、ヘルペスなどのウイルス性皮膚疾患、薬の副作用によるもの、自己免疫疾患に伴うもの、ストレスなど心因性のものなど様々です。皮膚に表れることで私たちの病態を推測できるのですから、たった1mmほどの膜に驚くほどの情報が含まれているのだと言えます。
皮膚には血管や神経がたくさん分布しているので、皮膚をさするだけでも血行が促進され、鎮静作用も働きます。皮膚に異常を感じたら、まずは保湿です。長引くときは皮膚科を受診しましょう。皮膚は免疫力とも関係が深いので、お灸をすえることで皮膚疾患の予防にもなります。たかがカサカサとほっておかないで、ケアをしてくださいね。
春が待ち遠しいこの季節だからこそ、しっかり養生しましょう。近くに困っている人がいたら、肌をさすって元気にしてあげるのも、お互いのためかもしれませんよ。
☆ハンドクリームの選び方☆
○冷え性、あかぎれの人はビタミンEが入ったもの
○カサカサ、粉吹きの人はヒアルロン酸、コラーゲンが入ったもの
○硬くなってゴワゴワの人は尿素が入ったもの
鍼灸施術は皮膚のトラブルにも対応するのですよ。
鍼灸は血行促進効果があります。血行が良くなることで皮膚の毛細血管も流れがよくなり、冷えを解消します。冷えが解消されれば、カサカサしていたお肌に潤いがよみがえります。
血液とともに栄養も運ばれるので、予防にもつながります。

