寒くなると肌はカサカサ、のども鼻もカラカラ、唇も切れてヒリヒリして嫌ですよね。冬になるとシベリアから-50℃の乾燥した空気が日本海側へと張り出し、その乾いた空気は海を渡るときに水分を吸収し、日本の山にあたることで、日本海側に雨や雪を降らせます。雨や雪を降らせた空気は水分をあまり含まないので、特に太平洋側では乾燥するのです。東洋医学的には燥邪に侵されやすい気候です。燥邪の特徴は体の水を乾燥させ、全身に水をめぐらせる肺の働きを消耗させます。そのためにせきや喘息、乾燥肌になってしまいます。また、皮膚は体を防御する働きをする気=衛気でもあるので、乾燥肌によって外邪が入りやすくなり、燥邪だけでなく寒邪や湿邪によって風邪や腰痛など様々な症状を引き起こします。
皮膚にはラップのように水分を保ってくれるもの(天然の保湿因子や皮脂など)が備わっていて、体内の水分や大気中の水分を調整することで潤いを保っています。これらは年齢、気候、環境などによっても減少しますが、食事によっても影響を受けます。極端なダイエット、偏食、食の欧米化によって皮膚に必要な栄養が不足し、乾燥肌になってしまいます。バランスの取れた食事を意識することで、乾燥肌は予防できます。特に緑黄色野菜に含まれるビタミンA(カロテン)、植物油や青魚に含まれるビタミンE、レモンやほうれん草に含まれるビタミンCなどのビタミン類を摂るようにこころがけましょう。
空気の乾燥によって燥邪に侵されやすくなっています。内側から予防することで、風邪やインフルエンザ予防にもなります。ただの乾燥肌だと思わずに、体を守るバリアの異常だと思ってケアして欲しいです。
12月食材☆大根☆
大根おろしにすると消化を助けてくれる酵素が特に良く働くので胃腸の調子を整え、解毒もしてくれます。お肌に良いビタミンCも豊富で風邪予防にもなります。ビタミンCは水溶性なので、おろし汁までいただきましょう。

