最近、『腸内フローラ』という言葉をメディアでも取り上げられることが多くなりました。腸内フローラとは何なのでしょうか?腸内は小腸・大腸のこと。フローラはお花畑。何の花が咲いているのでしょう。腸内には多種多様の細菌が生息し、それらが群れをなし、顕微鏡でのぞくとあたかもお花畑だそうです。細菌の数はなんと100兆個以上と言われています。
種類を大別すると、善玉菌、悪玉菌、どちらにも属さない日和見菌に分かれます。理想の割合は2:1:7だそうです。腸内フローラのバランスが良いと、健康に過ごすことができます。しかし、食生活や加齢、ストレスなどにより悪玉菌が優位になると、下痢や便秘、肥満や肩こり、腰痛等様々な病気の引き金になります。こうなると善玉菌を増やして、腸内のバランスを整えなければなりません。善玉菌の代表菌はビフィズス菌や乳酸菌です。ヨーグルトやぬか漬けなどの発酵食品の他に、善玉菌の栄養源となる食物繊維を摂るといいでしょう。
また、脳と腸との関係も取りざたされます。腸は『第2の脳』と呼ばれ、自律神経、ホルモンなどを介して、影響を及ぼし合っています。例えば、試験の前日に下痢になったり、旅行に行くと便秘になったりします。理由の如何に問わず、便通に異常が起こると、うつ状態や不定愁訴にまで発展します。幸せホルモンと言われる『セロトニン』は脳内伝達物質で不安を取り除き、幸せな気持ちにしてくれる物質です。このセロトニンの95%が腸で作られているそうです。腸内フローラとも深い関わりがあると研究がされています。腸を整えることで心も体も健康になると言えます。
私の施術院では施術の最初におへそに塩灸を施しています。ツボ名は神闕(しんけつ)と言います。おへその下には腸があり、温めることで腸内に多数あるリンパ節の働きを活発にして免疫力を高めています。腸内免疫を高めると腸内フローラにも好影響を与える効果も期待できます。実際に便秘症の方の便通が良くなったとの声をいただきます。おへそは胎児の時、お母さんから栄養をいただいた大切な場所。くれぐれも冷やさないようにしてあげてくださいね。
<善玉菌>悪玉菌を減らし、腸を整える
<悪玉菌>ウェルシュ菌、黄色ブドウ球菌など増殖するとお腹を壊す
<日和見菌>善玉・悪玉菌の優性な方の味方になる
タイトル及びメイン写真提供:miniポンタ (special thanks)

