5月3日~4日、3年ぶりの高野山団体参拝を行いました。晴天に見舞われ、心地よい気候の中、たっぷりと御山の気をいただいてきました。ご一緒いただいた方はもちろん、ご一緒できなかった方にも平素よりご厚情賜り、お礼申し上げます。
感染症や戦争など、気分がふさがれることが多い今の世ですが、優しい人との関わりがあると前に灯がついたような気持ちになります。高野山では毎回、受戒の儀式を受けます。この受戒とは守らなければいけない十の戒めを授けていただく儀式です。守らなければならないと聞くと重たく感じるかもしれませんが、できると優しい人になれる呪文だと思っていただければいいのではないかと思います。優しい人になれれば、人を幸せにできるだけでなく、自分も楽に生きていけます。
しかし、人は誰かを妬んだり、自分をさげすんだり、様々な煩悩が侵入してきてしまいます。それを持ち合わせているのが人です。人は生まれた瞬間から修行が始まっています。十善戒を心得る修行です。人に自然に優しい人になっていきたいですね。
十善戒は3つに分けることができます。一~三は行い、四~七は言葉、八~十は心の持ちようです。つまり、身口意の三密です。ここで言葉に関しては他より多いです。それだけ言葉が重要であると分かります。自分から離れた言葉は戻すことができません。いつも相手を幸せにする気持ちで会話を楽しんで欲しいと思います。平和を望んで、先ずは身近な人を幸せにしていきましょう。
十善戒(じゅうぜんかい)
一、不殺生ふせっしょう:すべての命を大切に
二、不偸盗ふちゅうとう:他人の物も重んじよう
三、不邪淫ふじゃいん:すべての性を大事に
四、不妄語ふもうご:素直に話そう
五、不綺語ふきご:飾らず話そう
六、不悪口ふあっく:思いやりの言葉で話そう
七、不両ふりょう舌ぜつ:皆が仲よくなるよう話そう
八、不慳貪ふけんどん:感謝の気持ちで
九、不瞋恚ふしんに:心を落ち着かせて
十、不邪見ふじゃけん:穏やかに接しよう

