2年前、横浜沖に1隻の豪華クルーズ船が停泊し、船内で新種のウイルスが蔓延しているとの報道がなされた。旅行者たちは日本に入国することなく船内に留め置かれた。その映像を観ながら、何と気の毒なことだろうと他人事のように過ごしていたが、あれよあれよという間に世界中、日本中に拡大していった。そして今も変異をくり返し、人間とウイルスの攻防は続いている。
2009年新型インフルエンザウイルスの感染が神戸で確認された。神戸は封鎖され、当時神戸の学校に通っていたが、休校になった。しかし、パンデミックになることはなく、収束し季節性のインフルエンザとして感染症第5類に分類されている。コロナウイルスはこの先どのようになっていくのだろう。2年前の時点で、専門家の中にはこの感染症は5年は続くであろうと言った人もいた。そんなはずはないと疑っていたが、ここまで続くとあながち間違ってはいないのではないかと思ってしまう。つまり、どう共生していくかが問題なのだと思う。
マスク生活には慣れてきた。手洗いも習慣づいてきた。他人との距離もつかめてきた。ウイルスに対して個々が注意すべきことは3密を避け、手洗い、マスク着用、こまめな換気くらいだけ。あまり厳しくし過ぎると生活がしづらくなる。きっと、今のままの感染予防を続けることだけでいいと思う。友だちとの食事もダメなわけではなく、大声で騒がず、食後はマスクなどを徹底すればいい。2年経ってようやくみんなが分かってきた。
以前からだが、便利な世の中になり、会社に出社しなくても仕事ができ、直接訪れなくても旅行気分が味わえる。今後もっとIT(情報技術)が進歩する。人と接触しなくても情報を得、顔色をうかがうことなく、自己表現ができる。より一層、個を尊重することになるだろう。様々な能力が発揮され、新しいモノ・コトが増え、もっと便利な生活ができるようになる。しかし、人との距離が離れ、人との会話が減った。顔の表情も減った。顔色をうかがうことなく、気配も感じず、優しさにも触れず、何とも寂しいものなのだろう。こんな時代だからこそ、他人のことを敬い、失敗も許せる心を持つ必要がありそう。感染拡大中、今こそコロナに負けず、穏やかに過ごそう!

