足のむくみ

 今年の冬は暖冬傾向にあるとの予報もありますが、寒くないわけではなく、雪が降る(舞う程度かもしれませんが)日もあるでしょう。クリスマスあたりで雪が積もり、ホワイトクリスマスもいいかもしれませんね。しかし、そうなるとやはり辛いのが冷えです。

 つまり、寒邪です。寒邪は様々な病気を引き起こします。この時季に増える病気はノロウイルスやインフルエンザウイルスなどの感染症です。普通の風邪と症状が似ていたりするので、鑑別が必要です。激しい下痢、嘔吐、腹痛があるときはノロウイルスの可能性があり、突然の高熱(38度以上)、関節の痛み、倦怠感があるときはインフルエンザの可能性があります。その時は市販の風邪薬では効果はありませんので、病院で受診してください。

 また、冷えによって足のむくみも気になり始めます。冷えによるむくみのしくみは次のようになります。足が冷えることで、ふくらはぎの筋肉が硬くなり、血流が悪くなります。ふくらはぎの筋肉は“第二の心臓”と言われるように、足の血液を心臓に戻してくれるポンプの働きをしています。血流がわるくなり、体の水分を吸収して運ぶことができなくなることでむくみます。加えて運動不足によって筋肉の量は減少し、立ちっぱなし、座りっぱなしでは筋肉ポンプが働きません。水は重力により下にたまるので、足のむくみとなります。冷えとは話は変わりますが、塩分、水分の過剰摂取、心臓病、腎臓病、肝臓病などの内臓疾患によってもむくみは生じますので、なかなか取れないむくみがある時や抑えて皮膚がへこんだままの場合は医療機関にご相談くださいね。

 東洋医学で冬は五臓の腎と関係があります。腎は水の性質があり、寒邪に弱いです。また、立ちっぱなしは腎が嫌う動作で、しおからい味も腎と関係します。つまり、水の代謝が悪くなるのは腎気に異常があると考えます。寒いこれからの季節は体を温めるように心がけてください。冬至にはなんきんを食べて、ゆず湯で邪気を追い払います。これは腎気を養っているのです。体を冷やさないように心がけて、元気に1年を締めくくりましょう。