インフルエンザを予防しましょう

 まだまだ寒い日が続き、風邪も引きやすいですね。風邪は正式には感冒と言います。感冒は鼻、のどからウイルスや細菌が入り、炎症し、鼻水・鼻づまり、せき、発熱などの症状が出ます。寒い時に活発に働くウイルスは乾燥を好みます。冬は空気が乾燥するために鼻やのども乾燥しています。もともと鼻にはフィルター機能が備わっているのでウイルスや細菌が体内に侵入すると追い出す仕組みになっています。乾燥により鼻の粘膜の潤いがなくなるとフィルターの働きは衰えます。普通の感冒はアデノウイルス、ライノウイルス、コロナウイルスなどが鼻から侵入し、鼻やのどの症状を出します。感染しても症状は緩やかで高熱や全身症状はありません。しかし、インフルエンザウイルスによる感冒(流行性感冒)は突然高熱(38度~40度)が出て、全身の倦怠感や筋肉関節の痛みも伴います。インフルエンザは肺炎や脳炎などの合併症にも注意が必要です。普通の風邪とインフルエンザは症状が違うので突然高熱が出たときはお医者さんに行って診断してもらうようにしましょう。 

 東洋医学ではインフルエンザに罹ると中焦(ちゅうしょう)を侵すと考えます。中焦は脾・胃のことです。脾は栄養や水を全身にめぐらせ、エネルギーを心肺に運ぶことで気血を作る働きをしています。脾・胃が高熱により、乾燥してしまうと、体を構成する気血水が正常に働けません。そのために全身の倦怠感や筋肉関節の痛み、頭がボーっとする、便秘になるなどの症状が現れます。中焦は全身の経絡の始まりでもあります。1月から3月にかけてインフルエンザが流行のピークになります。日ごろからの予防が大切ですね。まずは外から帰ったらうがい、手洗いを心がけてください。そして、免疫力が下がらないように膝から下、肘から先を冷やさないようにしましょう。食事もなるべく温かいものを取るようにしてください。

 節分には豆をまいて邪気を追い払うこともお忘れなく。たくさんの福もやってきますよ。 

しょうが(生姜)

薬膳としても有名な生姜は気血の滞りを解消して体を温めます。

白い痰の出る咳を止め、胃の冷えによる痛みや食欲不振を解消します。

魚、カニなどによる中毒を予防します。