寒くなると乾燥が気になります。空気の乾燥によって、風邪やインフルエンザなどの感染症も流行します。暖冬傾向の年末年始でしたが、急に寒くなったりして、寒暖差に身体がついていけない状態です。免疫力も低下しますので、暖かくして、うがい、手洗い、マスクで感染症予防をしましょう。空気の乾燥でもう一つ気になる症状に皮膚疾患があります。
たかが乾燥肌とあなどっていてはいけません。年齢とともに皮膚の保湿成分が減少して、少しの乾燥でもカサカサになってしまいます。カサカサ肌はかゆみを伴うことが多く、かくことによって皮膚に傷ができ、炎症をおこすのです。炎症というのは、体が細菌などと戦っている状態です。つまり、生体の免疫機能が働いているということです。長く皮膚炎を起こしていると、免疫力が低下してしまいます。様々な病気の引き金となってしまいますね。乾燥肌が気になる時は保湿クリームなどで整えてあげましょう。ビタミン類も皮膚には必要です。野菜や果物、赤身のお肉、卵などバランスよく食べることで肌を整え、免疫力も上がるのです。
さて、東洋医学で皮膚は衛気(えき)という概念で考えます。衛気は食べ物から得られる気(水穀の精気)からできており、体表を覆い外から入ってくる邪気から守っています。また、汗が出る穴を開閉して体温を調節しています。衛気は食事と関係が深いため、東洋医学の胃や脾を健やかに保つことが邪気をはね除けることになります。栄養をバランスよく摂取することで病気から体を守ることができるのです。お肌の健康が全身の健康の指標となると言えますね。
2月3日の節分の日に豆をまいて、鬼を払います。この鬼は邪気のことです。新しい年(立春)を迎えるときに邪気を払い、福を招くために豆まきをします。この邪気は病だけではありません。災害や事故、平和を脅かすものなど、不安要素すべてを表します。体の衛気を強固にして、節分には豆をまいて、新しい年が幸せであることを願いましょう。
今年の恵方は南南東
鬼の姿は角が生えて、虎のパンツなのは?鬼門の方角=北東(艮、丑と寅の間)なので、頭には牛の角が、腰には虎柄が、となったとか。

