脾(ひ)の気を養う

今年の夏は猛暑日が続き、身体にとってはかなりの負担がかかったのではありませんか?クーラーをつけっぱなしということもあったと思います。暑さもピークを過ぎ、何とかやり過ごした夏の疲れは秋になって表れてくることがあります。

  9月に多い病気を調べてみると食中毒、風邪、花粉症、喘息、白内障、うつなどでした。食中毒は生の魚介類などを食することで発生する腸炎ビブリオ菌や大量に加熱調理した食品を室温で冷ましたものに発生するウェルシュ菌などが多く、激しい下痢、腹痛になります。花粉症はイネ科の植物やブタクサによる鼻水、鼻づまり、くしゃみなどの症状を起こし、風邪と間違いやすいです。喘息は気温変化により発作を起こしやすいです。3,4月と変わらない紫外線量が降り注ぐ9月は春とは違い空気が澄んでいるために、目に入りやすく水晶体のタンパク質を変化させ白内障になることもあるそうです。季節性のうつは日照時間と関係があるそうです。これらの病気は夏の疲れによって免疫力が落ちていることで発症しやすくなります。夏の疲れは胃腸の疲れでもあります。そろそろ体を温める効果のある食事をとるようにし、胃腸の疲れをとり、免疫力を上げるようにしましょう。

東洋医学の五臓に脾(ひ)というものがあります。これは消化・吸収の調節をするもので、気血水の巡りとも関係します。季節の変わり目は特に脾の働きを良くしておくと次の季節への対応がスムーズになります。脾が健やかならば免疫力も上がります。どうすれば脾の働きを良くすることができるのでしょう。脾の気を補う味は『甘』です。甘いものを摂取することで、脾の気が補われ、気血水の巡りもよくなります。しかし、取り過ぎは肌肉を肥やしてしまうので注意してくださいね。

★脾を養う『甘』の食物★

えび、サケ、羊肉、牛肉、米、なつめ、鶏卵、かぼちゃ、 大豆、サツマイモ、バナナ とうもろこし、ゴマ、柿など

一押しは甘酒! 飲んで疲労回復だけでなく、調味料としても使えます。